タイヤは実店舗よりも通販サイトなどネットのほうが安く購入できます。お得にタイヤが購入できることから近年はネットでタイヤを買う人が増えています。
なぜ、ネット通販はタイヤを安く買うことができるのでしょうか?この記事ではネット通販でタイヤが安く購入できる理由と通販を利用する際のポイントについて解説します。
ネットでタイヤを安く購入できる理由
基本的にタイヤは実店舗よりもネット通販のほうが安く売れています。安く購入できる理由を知らないと、怪しい?危ない?と感じてしまうこともあるでしょう。
まずはネット通販でタイヤを安く購入できる理由についてみていきましょう。ネットでタイヤが安く買える主な理由は以下のとおりです。
- 中間マージンがかからない
- 大量に仕入れるため単価が低い
- 店舗維持費がかからない
- 型落ち・年落ちタイヤも取り扱っている
- ネットは価格競争が起きやすい
中間マージンがかからない
ネット通販でタイヤが安く購入できる1番の理由は、中間マージンがかからないことです。
中間マージンとは、仲介手数料や紹介料のことを指し、タイヤを販売する工程の場合はタイヤを製造してから販売するために、ガソリンスタンドやタイヤ専門店などの小売店に卸すときに発生するコストのことを指します。
実店舗ではこのような工数に対して中間マージンが発生してしまうため、タイヤ本体価格に中間マージンの一部が含まれます。
しかし、実店舗で販売せずにネット上で販売する通販サイトは中間マージンが上乗せされないため、実店舗よりも安くタイヤを販売することができるのです。
大量に仕入れるため単価が低い
ネット通販では大量にタイヤを仕入れることで1本あたりのタイヤの価格を安くすることができます。そのため、仕入れ単価に比例して販売単価も低くすることができます。
実店舗の場合は、店舗内スペースにタイヤを保管する必要がありますが、ネット通販であれば大型倉庫などに保管していても問題ないため、大量に仕入れやすいのです。
ネット通販では一度に大量にタイヤを仕入れることによって安く販売することに成功しています。
店舗維持費がかからない
実店舗を維持するためには、家賃や人件費などの固定費が多くかかります。そのため、タイヤの価格を下げることが難しいです。
しかし、ネット通販は実店舗を持たないことも多いため、店舗維持費が発生しません。そのため、店舗維持費に影響を受けずにタイヤを販売することができるのです。
型落ち・年落ちタイヤも取り扱っている
基本的に実店舗では、古いモデルの「型落ちタイヤ」や製造から数年経過している「年落ちタイヤ」を取り扱うことは少ないです。
しかし、ネット通販であれば「型落ちタイヤ」と「年落ちタイヤ」なども取り扱われています。
同じメーカーのタイヤで比較してみると、新作ブランドのタイヤに比べて「型落ちタイヤ」や「年落ちタイヤ」は定価の半額ほどで購入することができる場合も多く、新作の商品にこだわりがないという方は型落ちモデルは狙い目です。
また、型落ちや年落ちタイヤは安全面に不安があるのではないかと不安に思う方もいらっしゃいますが、「型落ちタイヤ」はモデルが古いタイヤであるため品質はメーカーに依存します。また「年落ちタイヤ」に関しても適切に保管されたタイヤであれば製造から3年ほどは製造時と変わらない性能を保つことができると言われているため、安全面での心配は不要です。
ネットは価格競争が起きやすい
実店舗の顧客ターゲット層は店舗に訪問できる地域に住んでいる方となるため、競合は同じ地域に構えている店舗のみとなります。そのため激しい価格競争は起きにくいです。
しかし、ネット通販はインターネットを利用できる日本全国のすべての人が対象となるため、価格競争が非常に激しいです。
ネット通販でタイヤを販売する業者は競合に勝つために、なるべく安くタイヤを仕入れて、安く販売することに注力します。そのため、実店舗よりも安くタイヤを購入することができるのです。
ネットでタイヤを購入するときの注意点
ネットでタイヤを購入する際の注意点についてご紹介します。基本的にネットでのタイヤ購入は安さや利便性でメリットが多いです。しかし、注意点もあるので事前に確認しておきましょう。
- 別途工賃が発生する可能性がある:タイヤを交換する作業において、タイヤ本体料金以外に廃タイヤの引き取り料、タイヤの脱着技術料、バランサー取り付け、バルブ交換などの工賃がかかります。ネット通販で購入したタイヤを整備工場に持ち込んで交換を依頼する場合、さらに持ち込み費用として工賃が発生する場合があります。
- 自分で適合するタイヤを選ぶ必要がある:ネット通販では専門的な知識を持ったスタッフのサポートを受けながらタイヤを選ぶことができないため、自分で適合するタイヤを選ぶ必要があります。具体的にはタイヤ幅(mm)・偏平率・ラジアル構造・タイヤ内径インチ・ロードインデックス・速度記号というタイヤの側面に記載されている情報を事前に確認します。
- その場でタイヤ交換できない:ネット通販でタイヤを購入してもすぐにタイヤ交換ができるというわけではなく、1週間ほどしないとタイヤを交換することができません。整備工場がすぐに作業に取りかかれないことが大きな要因として挙げられます。
- タイヤの製造年数が選べない:ネット通販でタイヤを購入する場合、製造年数を選ぶことができません。しかし、基本的には製造から1年〜2年未満のタイヤが出荷されるため、品質を心配する必要はありません。製造年数が気になるという方は、製造年数が記載されている通販サイトを利用するもしくは直接業者に問い合わせると良いでしょう。
- 実物を見て購入することができない:ネット通販では実物のタイヤを見て購入を決めることができないため、細かいキズが付いている可能性もあります。また、通販サイトによっても梱包方法や保管方法が異なっているため、トラブルを防ぐためには事前に通販サイトの口コミや評判やレビューなどをチェックしておくと安心です。
ネットでタイヤを買うときのポイント
初めてネットでタイヤを買う方は、以下のポイントに気を付けると失敗を未然に防ぎやすいくなります。
事前に自分の車に合ったタイヤを確認しておく
ネットでタイヤを購入するにあたって、まずはタイヤの種類やサイズ、希望する年式(製造年)などの情報を確認画面しておきましょう。
タイヤのサイズに関しては、現在使用しているタイヤの側面をチェックすれば確認できます。また、大手通販サイトであれば車種に合わせたタイヤで検索することもできるため、車の知識がなくても失敗することは少ないでしょう。
取り付け提携店があるショップを利用する
ネット通販で購入したタイヤを取り付けるためには、別途整備工場などに取り付けを依頼する必要があります。
しかし、最近では取り付け提携店があり、タイヤの交換や取り付けまでを一貫して行ってくれるタイヤ通販サイトも増えています。
近隣に整備工場がない方や近隣の業者は取り付け費用が高額という場合は、取り付け提携店がある通販サイトの利用がおすすめです。
タイヤ通販で迷ったら、TIREHOOD(タイヤフッド)、AUTOWAY(オートウェイ)、フジコーポレーションの3つがおすすめです。
おすすめのタイヤ通販サイトは「タイヤ安い店ランキング【2024年版】おすすめのタイヤ通販17サイトを比較」で詳しく解説しています。ぜひタイヤ交換をお得にしたい方はチェックしてみてください。
安い理由を理解してネットでお得にタイヤ購入しよう
この記事ではネット通販でタイヤが安く購入できる理由と通販を利用するデメリットについて詳しく解説いたしました。
ネット通販では様々なコストを削減した結果タイヤを安く購入することができます。タイヤを少しでも安くお得に購入したいのであれば、実店舗よりもネット通販での購入がおすすめです。